CSで3位から日本一になったチームは?過去の下克上と2026年の日ハムの可能性
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)では、レギュラーシーズン3位のチームにも日本シリーズ進出のチャンスがあります。
2026年の北海道日本ハムファイターズも、パ・リーグ3位から日本一を目指すことになりました。
ただ、3位からの挑戦と聞くと、気になることがあります。
「過去に3位から日本一になったチームはある?」
「3位から日本シリーズへ進んだのは何回?」
「日ハムにも下克上の可能性はある?」
実は、レギュラーシーズン3位から日本一になったチームは過去に存在します。
2010年の千葉ロッテマリーンズと、2024年の横浜DeNAベイスターズです。
この記事では、3位から日本一になった過去の事例を振り返りながら、2026年のファイターズが置かれている状況を整理します。
CSで3位から日本一になったのは過去2球団
2007年に現在のクライマックスシリーズ制度が始まってから、2025年までにレギュラーシーズン3位から日本一になったのは2球団です。
| 年 | チーム | レギュラーシーズン順位 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2010年 | 千葉ロッテマリーンズ | パ・リーグ3位 | 日本一 |
| 2024年 | 横浜DeNAベイスターズ | セ・リーグ3位 | 日本一 |
どちらもレギュラーシーズンではリーグ優勝を逃しました。
それでもCSで上位チームを破り、日本シリーズでも勝利しています。
つまり、レギュラーシーズン3位という順位だけで、日本一の可能性がなくなるわけではありません。
ただし、3位からの日本一は珍しい記録です。
CSでは上位チームに開催地や勝ち上がり条件の面で有利な仕組みがあり、3位球団は二つのステージを突破しなければ日本シリーズに進めません。
2010年ロッテは3位から日本一になった
3位から日本一になった最初の球団が、2010年の千葉ロッテマリーンズです。
この年のロッテはパ・リーグ3位でレギュラーシーズンを終えました。
CSファーストステージでは2位の西武と対戦。
敵地で2連勝し、ファイナルステージ進出を決めます。
続く相手は、リーグ優勝したソフトバンクでした。
ファイナルステージではソフトバンクに1勝のアドバンテージがありましたが、ロッテが接戦を勝ち抜いて日本シリーズへの出場権を獲得しました。
日本シリーズではセ・リーグ優勝の中日と対戦します。
シリーズは第7戦までもつれ込み、ロッテが4勝2敗1分で日本一に輝きました。
レギュラーシーズン3位からCSを勝ち抜き、日本シリーズまで制したこの年のロッテは、下位順位からの日本一を語るうえで欠かせない存在です。
2024年DeNAも3位から日本一を達成
2010年のロッテから14年後、再び3位から日本一になった球団が現れました。
2024年の横浜DeNAベイスターズです。
この年のDeNAは、セ・リーグ3位でレギュラーシーズンを終了しました。
CSファーストステージでは2位の阪神に2連勝。
続くファイナルステージでは、リーグ優勝した巨人と対戦しました。
巨人には1勝のアドバンテージがありましたが、DeNAは接戦の末にファイナルステージを突破します。
日本シリーズの相手は、パ・リーグ王者のソフトバンクでした。
DeNAは最初の2試合を落とし、厳しい状況に追い込まれます。
しかし第3戦から4連勝。
最終的に4勝2敗でソフトバンクを破り、26年ぶりの日本一を達成しました。
セ・リーグの3位球団が日本一になったのは、この2024年のDeNAが初めてです。
3位から日本シリーズに進んだのは3回
ここで、日本一ではなく「日本シリーズ進出」まで範囲を広げてみましょう。
2007年から2025年までに、レギュラーシーズン3位からCSを突破して日本シリーズに進んだのは3回です。
| 年 | チーム | 日本シリーズ |
|---|---|---|
| 2010年 | ロッテ | 日本一 |
| 2017年 | DeNA | 敗退 |
| 2024年 | DeNA | 日本一 |
2017年のDeNAも、3位からCSを突破しました。
ファーストステージでは阪神を破り、ファイナルステージではリーグ優勝した広島に勝利しています。
しかし、日本シリーズではソフトバンクに2勝4敗で敗れました。
この3例を見ると、3位から日本シリーズへ進むこと自体が珍しいと分かります。
また、CSを突破したからといって、必ず日本一になれるわけでもありません。
日本シリーズでは、さらに別リーグの代表チームとの戦いが待っています。
2位から日本一になったチームもある
3位からの日本一は2例ですが、レギュラーシーズン2位から日本一になったチームもあります。
代表的なのは次の3球団です。
2007年:中日ドラゴンズ
2018年:福岡ソフトバンクホークス
2019年:福岡ソフトバンクホークス
いずれもリーグ優勝を逃しながら、CSを突破して日本シリーズを制しました。
特にソフトバンクは2018年と2019年に、2年続けてレギュラーシーズン2位から日本一になっています。
CS制度ではリーグ優勝チームが有利ですが、必ずそのチームが日本シリーズへ進むとは限りません。
一方、下位チームが勝ち上がる例は多くないため、レギュラーシーズン1位になることには大きな意味があります。
なぜ3位から日本一になるのは難しい?
3位からの日本一が少ない理由は、CSの仕組みにあります。
まず、3位球団はファーストステージで2位球団と対戦します。
試合は2位球団の本拠地で行われ、3位球団はすべてビジターです。
さらに、引き分けなどによって両チームの勝利数が同じになった場合は、レギュラーシーズン2位の球団が勝ち上がります。
つまり、3位球団は相手より多く勝つ必要があります。
そこを突破しても、次はリーグ優勝チームとのファイナルステージです。
ファイナルステージでは1位球団に勝利のアドバンテージが与えられます。
しかも試合はすべて1位球団の本拠地です。
3位球団は上位2チームを続けて破り、さらに日本シリーズでも勝たなければ日本一にはなれません。
単に短期決戦に強いだけではなく、複数の難関を乗り越える必要があります。
2026年の日ハムは3位から日本一を狙える?
2026年のファイターズは、レギュラーシーズンを3位で終えました。
最初の相手は2位の西武です。
ファーストステージは10月10日(土)からベルーナドームで始まります。
ファイターズが西武を破れば、次はリーグ優勝したソフトバンクとのファイナルステージです。
ただし、2026年からはCSのルールが一部変更されています。
一定の条件に該当すると、ファイナルステージで1位球団に与えられるアドバンテージが2勝になります。
ファイターズが西武を突破した場合は、ソフトバンクとのレギュラーシーズンのゲーム差が10ゲーム以上あるため、この条件に該当します。
そのため、2010年のロッテや2024年のDeNAが勝ち上がったときとは、ファイナルステージの条件が異なります。
過去に3位から日本一になったチームがあることは希望になりますが、2026年のファイターズが同じ結果を残せるかどうかは別の話です。
まずは西武とのファーストステージを突破できるかが最初のポイントになります。
2026年の日ハムが日本シリーズへ進むために何勝必要なのかは「【2026年】日ハムは3位から日本シリーズに行ける?CSで何勝必要かを整理」で詳しく紹介しています。
日ハム自身は3位から日本一になったことがある?
北海道日本ハムファイターズは、2006年、2016年などに日本一を達成しています。
しかし、これらはレギュラーシーズン3位からの日本一ではありません。
2006年はパ・リーグ1位となり、当時のプレーオフを勝ち抜いて日本シリーズを制しました。
2016年もパ・リーグ優勝を果たし、CSファイナルステージを突破して日本一になっています。
つまり、2026年にファイターズが3位から日本一を達成すれば、球団にとってもこれまでとは違う形での日本一になります。
過去のロッテやDeNAに続く、新たな下克上の記録となるでしょう。
3位から日本一になったチームは今後も増える?
CSがある限り、レギュラーシーズン3位のチームにも日本一になるチャンスは残されています。
ただし、2026年からはファイナルステージのアドバンテージが条件付きで拡大されました。
これまで以上にリーグ優勝チームが有利になるケースがあります。
そのため、過去の事例だけを見て「3位でも十分に日本一になれる」と考えるのは早計です。
一方で、2010年のロッテや2024年のDeNAが示したように、レギュラーシーズンの順位だけではポストシーズンの結果は決まりません。
短期決戦では、先発投手の出来、打線のつながり、守備、救援投手の状態など、さまざまな要素が勝敗を左右します。
ファイターズにとっても、まず目の前の1試合を勝ち切ることが重要になります。
まとめ|3位から日本一は過去2回、日ハムも挑戦へ
2007年に現在のCS制度が始まってから、2025年までにレギュラーシーズン3位から日本一になったのは2球団です。
2010年の千葉ロッテマリーンズ。
そして2024年の横浜DeNAベイスターズです。
また、2017年のDeNAも3位から日本シリーズへ進出しています。
つまり、3位から日本シリーズへ進んだのは3回、そのうち日本一になったのは2回です。
2026年のファイターズも、この歴史に続くチャンスを手にしています。
ただし、今年はファイナルステージの新しいアドバンテージ制度もあり、簡単な道のりではありません。
まずは10月10日から始まる西武とのファーストステージ。
過去の下克上に続く挑戦が、ここから始まります。

