日本ハム新2軍球場の建設はいつ始まる?恵庭市の整備スケジュールを整理
北海道日本ハムファイターズの新しい2軍(ファーム)本拠地が、北海道恵庭市に整備される計画です。
2026年7月に恵庭市が移転候補地として内定し、9月には球団と恵庭市などが基本協定を締結しました。
移転計画が具体化するなか、気になるのが新球場の建設スケジュールです。
「建設工事はいつ始まる?」「もう現地で工事が進んでいる?」「新しい球場は何年に完成する?」
結論からいうと、2026年11月1日時点で、新ファーム施設の正式な着工日は発表されていません。
一方、恵庭市では2026年9月から、建設に向けた測量や地質調査などを順次進めています。
この記事では、新2軍球場の建設開始時期、現在の準備状況、開業までの予定を、球団と恵庭市の公式情報をもとに整理します。
日本ハム新2軍球場の建設はいつ始まる?
ファイターズの新ファーム施設について、現時点で正式な着工日は公表されていません。
球団が示しているのは、2030年または2031年の施設開業を目指すという目標です。
これは、2030年に建設工事を始めるという意味ではありません。
球場を完成させ、実際に使用できるようにする時期の目標です。
建設開始と開業は別
新しい球場ができるまでには、土地の調査、施設の計画・設計、必要な手続き、建設工事など、複数の段階があります。
2026年11月時点では、恵庭市が新市街地整備に必要な調査を進めている段階です。
工事用の重機が現地に入る場合もありますが、それだけで球場本体の建設工事が始まったとはいえません。
現時点で分かっている状況を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 現在の状況 |
|---|---|
| 移転候補地 | 恵庭市西島松地区に内定 |
| 基本協定 | 2026年9月25日に締結 |
| 現地調査 | 2026年9月から順次実施 |
| 球場本体の着工日 | 未発表 |
| 建設工事の完了時期 | 未発表 |
| 新施設の開業目標 | 2030年または2031年 |
今後、施設の配置や整備方法などが具体化することで、工事開始時期も明らかになっていくと考えられます。
2026年の動きを時系列で確認
今回の移転計画は、2026年に大きく進展しました。
まずは、これまでの主な発表を振り返ります。
| 日付 | 主な動き |
|---|---|
| 2026年7月2日 | 球団が恵庭市をファーム施設の移転候補地に内定 |
| 2026年9月25日 | 恵庭市・球団など三者が基本協定を締結 |
| 2026年9月から | 西島松地区で各種調査を順次開始 |
| 2026年10月9日 | 恵庭市議会の特別委員会で整備事業に関する資料を公開 |
| 2026年10月26日・27日・29日 | 市内3地区で住民説明会を開催 |
7月に恵庭市への移転が内定
ファイターズは2026年7月2日、ファーム施設の移転候補地として恵庭市を選んだと発表しました。
予定区域は、JR千歳線の恵み野駅と島松駅の間にある西島松地区です。
区域の広さは約46ヘクタールとされています。
ただし、この時点で球場の詳しい配置や建設開始日が決まったわけではありません。
9月に基本協定を締結
9月25日には、恵庭市、北海道日本ハムファイターズ、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの三者が基本協定を締結しました。
協定では、メインスタジアムや練習施設、選手寮などを整備する方針が示されています。
また、球場周辺の住宅、商業施設、公園緑地などを含むまちづくりについても協議を進めることになっています。
重要なのは、基本協定の締結によって、すべての工事日程が確定したわけではないという点です。
恵庭市の発表では、詳細なスケジュールは今後三者で協議して決めるとしています。
恵庭市では2026年9月から現地調査が進む
球場本体の着工日は未定ですが、現地では整備に向けた準備が進められています。
恵庭市は2026年9月30日、西島松地区で実施する各種調査について公表しました。
調査は2026年9月から、準備が整ったものを順次実施する計画です。
① 用地・地形の測量
最初に行われる調査の一つが、土地の境界や地形を確認する測量です。
新しい施設を建設するには、どこまでが整備区域なのか、土地にどのような高低差があるのかを把握する必要があります。
恵庭市は、測量機器による位置の確認に加え、ドローンを使った測量も予定しています。
こうして得られた情報は、今後の計画や設計、土地取得の基礎資料となります。
② 埋蔵文化財の発掘調査
西島松地区では、埋蔵文化財の調査も実施されます。
工事を始める前に、地下に遺跡などが残されていないかを確認し、必要な記録や保護を行うためのものです。
調査では、地表の土を掘り下げる作業が行われる場合もあります。
ただし、これは文化財を調べるための作業であり、球場の基礎工事とは異なります。
調査の結果によって、今後の作業内容が変わる可能性もあります。
③ 環境への影響を調べる
新市街地の整備に伴う環境影響調査も予定されています。
恵庭市が公表した内容では、水質や動植物などについて現地調査を行うとしています。
新しい球場だけでなく、道路や周辺施設を整備する際にも、地域の自然環境への配慮が必要です。
こうした調査は、計画を具体化するうえで重要な準備となります。
④ 地質調査
地質調査では、地盤の状態や強さなどを調べます。
恵庭市は、道路構造物や下水道管などの計画・設計に必要な情報を得るため、ボーリング調査などを行うとしています。
建設予定地で地面を掘る作業が見られたとしても、それが新球場の建設開始を意味するとは限りません。
現在進められているのは、施設や周辺インフラの整備に向けた調査です。
新ファーム施設には何が建設される?
新しいファーム施設では、試合を行う球場だけでなく、選手の練習や生活を支える施設も整備する予定です。
2026年9月の基本協定で示された主な施設は、次のとおりです。
| 施設 | 想定される役割 |
|---|---|
| メインスタジアム | ファームの試合などを行う |
| サブグラウンド | 練習などに使用する |
| 内野練習場 | 守備練習などに使用する |
| 室内練習場 | 屋内での練習に対応する |
| 選手寮 | 選手の生活を支える |
このほかにも、関連施設の整備が検討されています。
ただし、球場の収容人数、各施設の大きさ、建物の配置などについては、今後の発表を待つ必要があります。
球場だけでなく新しい市街地も整備
今回の計画には、ファーム関連施設と周辺のまちづくりを一体的に進めるという特徴があります。
基本協定では、住宅や商業施設、公園緑地などを含む整備についても協議することが示されました。
そのため、今後のスケジュールを考える際には、球場本体の建設だけでなく、道路や上下水道などの整備状況も重要になります。
ただし、周辺施設がすべて球場と同時に完成することが決まったわけではありません。
それぞれの整備時期については、今後の具体的な計画を確認する必要があります。
住民説明会では整備計画について説明
恵庭市は2026年10月26日から29日にかけて、市内3地区でファーム施設移転に関する住民説明会を開催しました。
会場となったのは、恵み野、恵庭、島松の各地区です。
説明会では、移転に至る経緯や新市街地整備に向けた検討内容が紹介されました。
恵庭市は説明会の資料も公開しています。
交通対策も今後の重要な課題
新球場が完成すれば、試合やイベントの開催日に来場者が集まることが考えられます。
そのため、球場周辺の道路や駐車場、公共交通機関の利用方法なども重要になります。
10月26日の説明会については、周辺道路の渋滞や住宅街への無断駐車を心配する住民の声が報じられました。
こうした課題への対応は、今後の施設整備を進めるうえでも注目されます。
日本ハム2軍移転で恵庭市が住民説明会|交通渋滞や駐車場への懸念も
住民説明会で取り上げられた交通問題や地域からの声については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
建設予定地へのアクセスはどうなる?
新ファーム施設の建設予定地は、恵庭市西島松地区です。
JR千歳線の恵み野駅と島松駅の間に位置しています。
ただし、メインスタジアムの具体的な配置や、観客が利用する入口はまだ発表されていません。
そのため、完成後にどちらの駅が便利になるのか、駅から球場まで何分かかるのかも確定していません。
駐車場やシャトルバスについても、正式な利用方法は未発表です。
こうした情報は、施設の配置や周辺道路の計画が具体化するなかで、今後明らかになると考えられます。
日本ハム新2軍球場の交通アクセスはどうなる?恵み野駅・島松駅との位置関係
新球場の建設予定地やJR駅との位置関係については、こちらの記事で整理しています。
新2軍球場の完成は2030年?2031年?
ファイターズは2026年7月2日の発表で、2030年または2031年の施設開業を目指すとしています。
つまり、現時点では開業する年が一つに確定しているわけではありません。
また、具体的な開業日も発表されていません。
開業までに今後何が決まる?
今後、特に注目したいのは次のような情報です。
- 新ファーム施設の配置や設計
- 用地取得などの進捗
- 周辺道路・上下水道の整備方針
- 球場本体の着工日
- 建設工事の進捗
- 開業年と開業日の正式決定
これらの情報が順次明らかになることで、新しいファーム本拠地の完成までの道筋が見えてきます。
なお、2026年9月に締結された基本協定では、事業期間について供用開始日から30年間を基本とする方針が示されています。
これは、施設を30年かけて建設するという意味ではありません。
供用開始後の事業期間に関する取り決めであり、建設工事の期間とは区別する必要があります。
鎌ケ谷スタジアムはいつまで使用する?
新ファーム施設の開業時期が気になる一方、現在の本拠地であるファイターズ鎌ケ谷スタジアムの今後も注目されています。
現在のファーム本拠地は、千葉県鎌ケ谷市にあります。
恵庭市の新施設が開業すれば、ファームの拠点が北海道へ移る計画です。
ただし、鎌ケ谷スタジアムで最後に公式戦が行われる日程や、移転後の施設利用については、まだ正式に決まっていません。
鎌ケ谷市は、跡地利用について球団と継続して協議する方針を示しています。
日本ハム2軍移転で鎌ケ谷スタジアムはどうなる?跡地利用と球団・市の今後
鎌ケ谷スタジアムの移転後の利用方針や、市と球団の協議については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
建設予定地を今から見に行ける?
新球場の建設予定地に興味を持つファンもいるでしょう。
ただし、現時点では注意が必要です。
恵庭市は、予定区域内の私有地への無断立ち入りや、道路上での危険な撮影行為を控えるよう呼びかけています。
また、各種調査の実施に伴い、安全確保のため立ち入りが制限される場合もあります。
予定区域は、現時点で一般向けの見学施設ではありません。
建設工事が始まっていない段階でも、土地の所有者や地域住民、調査に関わる人たちへの配慮が必要です。
現地の様子を確認したい場合も、私有地への立ち入りや危険な場所での撮影は避けましょう。
まとめ|2026年は調査段階、正式な着工日は今後発表
北海道日本ハムファイターズの新2軍球場は、恵庭市西島松地区に整備される計画です。
2026年7月に移転候補地が内定し、9月には恵庭市と球団などが基本協定を締結しました。
現在は、測量、埋蔵文化財調査、環境影響調査、地質調査など、整備に必要な準備が進められています。
一方、球場本体の建設工事がいつ始まるのかは、2026年11月1日時点では未発表です。
球団が目指しているのは、2030年または2031年の施設開業です。
今後は、施設の具体的な配置や設計、周辺道路の整備、着工時期などが順次明らかになると考えられます。
ファイターズにとって新しい育成拠点となる恵庭市のファーム施設。
球場の建設がどのように進んでいくのか、今後の公式発表にも注目していきたいところです。


