ファイターズ2軍移転で鎌ケ谷市と恵庭市が交流へ|両市長が意見交換
北海道日本ハムファイターズのファーム施設移転をきっかけに、現在の本拠地がある千葉県鎌ケ谷市と、移転先となる北海道恵庭市の間で新たな動きがありました。
鎌ケ谷市は2026年10月15日、恵庭市の原田裕市長が9月4日に鎌ケ谷市を訪問し、芝田裕美市長と今後の両市の交流について意見交換したことを公表しました。
ファイターズのファーム本拠地は、約30年にわたって鎌ケ谷市に置かれてきました。北海道への移転が進む一方で、これまで球団を支えてきた地域との関係をどのようにつないでいくのかも注目されます。
今回の発表内容と、移転後の鎌ケ谷市・恵庭市・ファイターズの関係について整理します。
恵庭市長が鎌ケ谷市を訪問、両市の交流について意見交換
鎌ケ谷市の発表によると、2026年9月4日、恵庭市の原田裕市長が鎌ケ谷市を訪問しました。
原田市長は鎌ケ谷市の芝田裕美市長と面会し、今後の両市の交流について意見を交わしました。
鎌ケ谷市は10月15日付の市長メッセージで、今回の意見交換が友好的で積極的なものだったと紹介しています。
また、ファイターズをきっかけとして、自治体同士の新しい交流やつながりが広がっていくことへの期待も示しました。
今回の動きは、ファーム施設の移転を単なる拠点変更で終わらせず、これまでの本拠地と新しい本拠地を結ぶ機会にしようとする姿勢がうかがえるものです。
ただし、現時点で両市による具体的な交流事業や開催日程が決まったという発表ではありません。
まずは両市長が顔を合わせ、今後の交流について話し合った段階と捉えるのが正確でしょう。
ファイターズの2軍は鎌ケ谷から恵庭へ移転予定
北海道日本ハムファイターズは2026年7月2日、ファーム施設の移転候補地を北海道恵庭市に内定したと発表しました。
現在のファーム本拠地は、千葉県鎌ケ谷市にあるファイターズ鎌ケ谷スタジアムです。
新たな施設は恵庭市の西島松地区に整備する計画で、2030年または2031年の開業が予定されています。
2026年9月には基本協定を締結
球団とファイターズ スポーツ&エンターテイメント、恵庭市は、2026年9月25日に新市街地整備事業に関する基本協定を締結しました。
協定では、メインスタジアムやサブグラウンド、練習施設、選手寮などを整備する方針が示されています。
また、周辺の住宅や商業施設、公園緑地なども含めたまちづくりについて、協議を進めることとしています。
新しいファーム施設は、若手選手の育成拠点であると同時に、地域のスポーツ振興や経済活性化につながる場所を目指す計画です。
一方、施設の詳細や開業までの工程については、今後の検討によって変更される可能性があります。
鎌ケ谷市とファイターズの約30年のつながり
ファイターズ鎌ケ谷スタジアムは、1997年3月に開業しました。
2027年3月には開業30周年を迎えます。
鎌ケ谷市は、スタジアムを市の地域資源の一つとして位置づけてきました。
長年にわたり、若手選手が練習や試合を行う場所として使われてきただけでなく、ファンが集まり、地域と球団が交流する拠点にもなってきました。
ファーム本拠地が移転すれば、鎌ケ谷市にとって大きな変化となります。
移転後も球団との連携を継続
ここで注目したいのが、鎌ケ谷市とファイターズの今後の関係です。
鎌ケ谷市は2026年7月の移転先決定を受けた市長メッセージで、球団との連携を強化・継続することで合意していると説明しました。
10月15日の発表でも、この方針を改めて示しています。
ファーム本拠地が北海道へ移ることと、鎌ケ谷市と球団の関係が終わることは、同じではありません。
今後もスポーツ振興や地域活性化などの分野で協力を続けていく考えです。
ただし、移転後に鎌ケ谷スタジアムがどのように利用されるのか、球団がどの程度の活動を鎌ケ谷市で継続するのかについては、今回の発表だけでは分かりません。
具体的な内容は、今後の発表を待つ必要があります。
すでに北海道と鎌ケ谷を結ぶ交流事業も実施
鎌ケ谷市とファイターズの連携は、移転決定後に初めて始まったものではありません。
2025年度からは、鎌ケ谷市の子どもたちがエスコンフィールドHOKKAIDOなどを訪れる教育旅行が行われています。
2026年も、球団と鎌ケ谷市が協力して実施しました。
鎌ケ谷市の小中学生10人が北海道を訪問
2026年8月19日から21日までの3日間、鎌ケ谷市内の小中学生10人が北海道を訪れました。
この取り組みは「FIGHTERS CHALLENGE TRIP 2026」として実施されたものです。
主な内容には、エスコンフィールドHOKKAIDOでの試合観戦や施設見学、北広島市への訪問、ファイターズ選手へのインタビューなどが含まれていました。
また、北広島市の小学生との交流も行われています。
ファイターズを通じて、千葉県の子どもたちが北海道の地域や人々と接する機会になったことが分かります。
今回の恵庭市長訪問との違いは?
教育旅行で交流したのは、主に鎌ケ谷市と北広島市の子どもたちです。
一方、今回発表されたのは、鎌ケ谷市と恵庭市の市長による意見交換です。
同じファイターズをきっかけとした交流でも、相手となる自治体や活動内容は異なります。
今後、恵庭市との間でも子どもたちの交流やスポーツイベントなどが実現するかどうかは、注目したい点です。
ただし、そうした事業が決定したという発表は現時点ではありません。
鎌ケ谷市と恵庭市の交流は今後どうなる?
今回の意見交換について、鎌ケ谷市は両市の新しい交流に期待を示しています。
しかし、具体的な交流協定の締結や共同イベントの開催などは、今回の発表には含まれていません。
今後の注目点は、大きく分けて次の3つです。
① 自治体同士の交流が具体化するか
両市長による意見交換をきっかけに、自治体同士の交流がどのような形で進むのかが注目されます。
例えば、スポーツや教育、地域イベントなどは交流の可能性が考えられる分野です。
ただし、これらは現時点で決まっている事業ではありません。
② ファイターズが両地域をどうつなぐか
ファイターズは、鎌ケ谷市と長い関係を築いてきました。
今後は恵庭市との連携も深まっていくことになります。
球団がそれぞれの地域とどのような活動を続けていくのかは、ファンにとっても関心のあるテーマでしょう。
特に、移転後も鎌ケ谷市との交流を継続する方針が、どのような取り組みとして形になるのか注目されます。
③ 新ファーム施設を通じた地域交流
恵庭市の新ファーム施設については、球場や練習施設の整備だけでなく、地域経済の活性化やスポーツ振興も目標に掲げられています。
2026年9月に締結された基本協定でも、ファーム施設を活用した連携イベントなどについて協力する方針が示されました。
今後、施設整備の進展とともに、地域の人々がどのように関われるのかも明らかになっていくと考えられます。
まとめ|2軍移転をきっかけに新たな地域交流へ
北海道日本ハムファイターズのファーム移転をめぐり、鎌ケ谷市と恵庭市の間で新しい動きがありました。
2026年9月4日に恵庭市の原田裕市長が鎌ケ谷市を訪問し、芝田裕美市長と今後の交流について意見交換しました。
この内容は、鎌ケ谷市が10月15日に公表しています。
ファーム施設は2030年または2031年の開業を目指して恵庭市への移転が進められていますが、鎌ケ谷市とファイターズは、移転後も連携を継続・強化する方針です。
約30年にわたってファーム本拠地を支えてきた鎌ケ谷市と、新たな育成拠点を迎える恵庭市。
今回の意見交換は、その2つの地域がファイターズを通じてつながる第一歩として注目されます。
今後、両市の交流が具体的にどのような形で進んでいくのか、引き続き注目したいところです。


