日本ハム2軍移転で恵庭市が住民説明会|交通渋滞や駐車場への懸念も

北海道日本ハムファイターズの2軍(ファーム)本拠地移転をめぐり、北海道恵庭市で住民説明会が始まりました。

恵庭市は2026年10月26日から、市内3地区で「北海道日本ハムファイターズ ファーム施設移転に関する住民説明会」を開催しています。

10月26日に開かれた最初の説明会では、新たな球場や周辺施設への期待が寄せられる一方、交通渋滞や住宅街への無断駐車を心配する声も上がりました。

ファーム施設の移転は、野球ファンにとって楽しみな計画ですが、周辺に暮らす人たちの生活にも関わる大きな事業です。

今回は、住民説明会でどのような内容が取り上げられたのか、地域からどのような声が出ているのか、そして今後の整備計画について整理します。

※この記事は2026年10月29日時点の公表情報に基づいています。

北海道日本ハムファイターズ ファーム施設移転に関する説明会/恵庭市ホームページ

北海道日本ハムファイターズ ファーム施設移転に関するこれまでの経緯や新市街地整備に向けての検討内容について説明します。 開催日時・会場・定員 …

恵庭市でファイターズ2軍移転の住民説明会が始まる

恵庭市は2026年10月26日、ファイターズのファーム施設移転に関する住民説明会を開始しました。

今回の説明会は、移転計画のこれまでの経緯や、新しい市街地の整備に向けた検討内容を市民に伝えるために開催されるものです。

開催場所は恵み野、恵庭、島松の3地区です。

開催日地区会場
10月26日(月)恵み野恵み野会館
10月27日(火)恵庭恵庭商工会議所
10月29日(木)島松島松公民館

各会場では午後2時からの昼の部と、午後6時からの夜の部が設定されています。

対象は恵庭市民だけでなく、市内に通勤・通学する人や、市内で活動する団体、まちづくりに関心がある人なども含まれています。

なお、説明会の参加申し込みはすでに終了しています。

最初の説明会には約80〜100人が参加

10月26日に恵み野会館で開かれた説明会について、地元テレビ局が会場の様子を報じています。

参加人数は報道機関によって表現が異なりますが、およそ80〜100人が集まったとされています。

説明会では、市の担当者がファーム施設の整備計画や周辺のまちづくり、交通への影響などについて説明しました。

新しい球場への関心が高い一方で、生活環境への影響についても説明を求める機会となったようです。

住民から交通渋滞や無断駐車への不安

今回の住民説明会で注目されたのが、交通環境に関する問題です。

ファーム施設が開業すれば、試合やイベントの開催日に多くの来場者が訪れる可能性があります。

新しい人の流れが生まれることは地域のにぎわいにつながりますが、周辺道路や住宅街への影響も考えなければなりません。

踏切周辺の渋滞が課題に

地元報道では、移転予定地の近くにある踏切周辺で、現在も交通渋滞が発生していることが紹介されました。

新施設の開業によって自動車の通行量が増えれば、混雑がさらに大きくなるのではないかという懸念があります。

特に、試合開始前や終了後など、来場者の移動が集中する時間帯の交通対策は重要になるでしょう。

説明会では、幹線道路の整備や踏切周辺の交通対策などが取り上げられています。

ただし、具体的な道路整備の内容や完成時期については、今後の検討が必要な部分もあります。

住宅街への無断駐車を心配する声も

交通渋滞とともに、周辺住民が心配しているのが無断駐車です。

地元テレビ局の報道では、来場者が住宅の近くや公園周辺に車を止めることを懸念する参加者の声が紹介されています。

球場周辺の駐車場が不足した場合や、混雑を避けようとする車が住宅街に流入した場合、地域の生活環境に影響が出る可能性があります。

今後は、施設内の駐車場だけでなく、公共交通機関の利用促進や周辺道路への誘導なども重要な検討課題になりそうです。

現時点で、こうした問題への対応がすべて決定したわけではありません。

新しいファーム施設はどこにできる?

ファイターズの新ファーム施設は、恵庭市の西島松地区に整備する計画です。

現在のファーム本拠地は、千葉県鎌ケ谷市にあるファイターズ鎌ケ谷スタジアムです。

球団は2026年7月に恵庭市を移転候補地として内定し、9月25日には恵庭市との基本協定を締結しました。

今回の住民説明会は、こうした移転計画を地域の人たちに説明する取り組みの一つです。

関連記事:日ハム2軍はいつ恵庭に移転する?新ファーム球場の場所・完成予定・施設を解説

メインスタジアムや練習施設を整備

2026年9月に締結された基本協定では、次のようなファーム関連施設の整備方針が示されています。

  • メインスタジアム
  • サブグラウンド
  • 内野練習場
  • 室内練習場
  • 選手寮

選手が試合を行う球場だけでなく、練習や生活を支える施設も整備する計画です。

ファーム本拠地として必要な機能を集約することで、若手選手の育成環境を整えることが期待されます。

ただし、各施設の詳細な仕様や配置については、今後の検討によって変更される可能性があります。

球場だけでなく周辺のまちづくりも進める計画

今回の移転計画は、野球場を建設するだけの事業ではありません。

球団と恵庭市が締結した基本協定には、住宅や商業施設、公園緑地などを含む整備についても盛り込まれています。

つまり、新ファーム施設を中心に、周辺の市街地も一体的に整備していく構想です。

道路や上下水道などの整備も検討

10月26日の住民説明会では、球場の建設予定地だけでなく、周辺インフラの整備についても説明がありました。

地元報道によると、幹線道路、公園、緑地、上下水道などの整備が検討されています。

また、JR恵み野駅周辺の再整備についても話題になりました。

これらは、ファーム施設を訪れる人だけでなく、地域住民の日常生活にも関わる内容です。

そのため、球場の完成だけでなく、周辺の交通環境や生活基盤をどのように整えていくかが重要になります。

地域の新しい交流拠点として期待

一方、ファーム施設の移転を歓迎する声もあります。

地元報道では、新しい施設ができることで街に人が集まり、地域の知名度が高まることを期待する住民の声が紹介されています。

ファーム施設では、若手選手の試合や練習が行われることになります。

さらに、球団と恵庭市の基本協定では、地域経済の活性化やスポーツ振興につながるイベントなどで協力する方針も示されています。

野球観戦だけでなく、地域の人たちが集まる場所になることも期待されているのです。

ただし、どのようなイベントが開催されるのか、施設を一般の人がどの範囲まで利用できるのかといった詳細は、今後の発表を待つ必要があります。

恵庭市は住民の意見を計画にどう反映する?

今回の住民説明会は、施設整備の計画がすべて決まった後に行われたものではありません。

恵庭市は、新しい市街地の整備に向けて、さまざまな検討を進めている段階です。

そのため、住民が感じている課題を把握し、計画に反映していくことが重要になります。

2026年度中の基本計画策定を目指す

地元報道によると、恵庭市は2026年度中に、住民の意見を反映した基本計画を策定する方針です。

基本計画では、施設整備や周辺のまちづくりについて、今後の方向性を具体化していくことになります。

特に、交通渋滞や駐車場など、住民生活に直結する課題への対応が注目されます。

一方で、説明会で意見が出たからといって、すべての要望がそのまま計画に採用されるとは限りません。

今後、市がどのような対応方針を示すのかを確認していく必要があります。

建設予定地では調査も進む

恵庭市では、施設整備に向けた準備として、測量や埋蔵文化財の調査なども進めています。

新しい施設を建設するには、土地の状況や周辺環境を確認し、必要な手続きを進めなければなりません。

こうした調査と並行して、道路や上下水道などの整備についても検討が進められています。

現時点では、本格的な施設建設がすべて始まっているわけではありません。

調査や計画策定を経て、具体的な整備が進んでいくことになります。

新ファーム施設の開業は2030年か2031年を予定

ファイターズの新ファーム施設は、2030年または2031年の開業を目指しています。

2026年10月時点では、施設の整備内容や周辺のまちづくりについて検討が進められています。

開業までには数年の期間があるため、今後もさまざまな発表が行われると考えられます。

特に注目したいのは、次のような情報です。

  • 新ファーム施設の具体的な配置計画
  • 周辺道路や踏切の交通対策
  • 駐車場や公共交通機関の利用方法
  • 建設工事の開始時期
  • 開業時期の正式決定
  • 地域住民が利用できる施設やイベントの内容

これらは、野球ファンだけでなく、恵庭市や周辺地域に住む人たちにとっても関心の高い情報でしょう。

鎌ケ谷市との関係も続いていく

新しいファーム本拠地が恵庭市に移る一方で、現在の本拠地がある千葉県鎌ケ谷市との関係も注目されています。

2026年9月4日には、恵庭市の原田裕市長が鎌ケ谷市を訪問し、芝田裕美市長と今後の交流について意見交換しました。

この内容は、鎌ケ谷市が10月15日に公表しています。

鎌ケ谷市は、ファーム移転後もファイターズとの連携を継続・強化する方針を示しています。

新しい拠点の整備とともに、これまでファームを支えてきた地域とのつながりがどう続いていくのかも、今後の注目点です。

関連記事:ファイターズ2軍移転で鎌ケ谷市と恵庭市が交流へ|両市長が意見交換

まとめ|2軍移転は地域の暮らしにも関わる計画

北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地移転に向け、恵庭市で住民説明会が始まりました。

10月26日の最初の説明会では、新しいファーム施設への期待が寄せられる一方、周辺道路の渋滞や住宅街への無断駐車を心配する声も上がっています。

新ファーム施設は、メインスタジアムや練習施設、選手寮などを整備する計画です。

さらに、住宅や商業施設、公園緑地などを含む周辺のまちづくりも検討されています。

球団にとっては若手選手の育成拠点となり、地域にとっては新しい交流やにぎわいが生まれる可能性があります。

その一方で、地域住民の生活環境に十分配慮した整備が求められます。

恵庭市は2026年度中の基本計画策定を目指しており、今後は住民説明会で示された課題への対応が注目されます。

ファイターズの新しい育成拠点が、野球ファンにも地域住民にも親しまれる場所になるのか。

施設整備の進展とともに、引き続き注目していきたいところです。

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