伊藤大海選手の2026年成績を分析|防御率・奪三振・投球回は6年間でどう変わった?
北海道日本ハムファイターズの先発投手陣を支えてきた伊藤大海選手。
2024年、2025年と2年連続で14勝を挙げ、2025年には196回2/3を投げて195奪三振、防御率2.52を記録しました。
しかし、2026年は10勝10敗、防御率3.18。前年と比べると勝利数が減り、防御率も上昇しています。
では、2026年の伊藤大海選手は、実際にどのような投球成績だったのでしょうか。
この記事では、NPBと北海道日本ハムファイターズの公式記録を基に、2021年のプロ入りから2026年までの成績を比較します。
防御率・投球回・奪三振の推移に加え、対戦球団別の成績やエスコンフィールドでの投球内容も整理しました。
伊藤大海選手のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 伊藤大海(いとう ひろみ)選手 |
| 所属 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 背番号 | 17 |
| ポジション | 投手 |
| 生年月日 | 1997年8月31日 |
| 出身地 | 北海道 |
| 身長・体重 | 176cm・84kg |
| 投打 | 右投左打 |
| 経歴 | 駒大苫小牧高校-苫小牧駒澤大学 |
| ドラフト | 2020年ドラフト1位 |
伊藤大海選手は北海道出身の右腕です。
2020年のドラフト1位で日本ハムに入団し、2021年に一軍デビュー。プロ1年目から23試合に登板して10勝を挙げ、新人特別賞を受賞しました。
2024年には14勝を記録し、最多勝利投手と最高勝率のタイトルを獲得。2025年も14勝を挙げるなど、ファイターズの先発ローテーションを担ってきました。
伊藤大海選手の2026年成績を確認
まずは2026年の主な投手成績を見てみましょう。
| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 登板 | 26試合 |
| 勝利 | 10勝 |
| 敗戦 | 10敗 |
| 防御率 | 3.18 |
| 投球回 | 172回2/3 |
| 奪三振 | 159 |
| 与四球 | 34 |
| 被安打 | 184 |
| 被本塁打 | 16 |
| 完投 | 3 |
| 完封勝利 | 1 |
| 自責点 | 61 |
| 勝率 | .500 |
※NPB公式記録。2026年シーズン終了時点。
2026年は26試合に登板し、10勝10敗という成績でした。
防御率は3.18。前年の2.52と比べると、0.66上昇しています。
一方、172回2/3を投げて159奪三振を記録しており、年間を通して多くのイニングを投げたことも分かります。
勝利数や防御率だけでなく、投球回や奪三振まで確認することで、2026年の成績をより具体的に振り返ることができます。
2021〜2026年の年度別成績を比較
伊藤大海選手のプロ入りから6年間の成績を比較します。
| 年度 | 登板 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 23 | 10勝9敗 | 2.90 | 146 | 141 |
| 2022年 | 26 | 10勝9敗 | 2.95 | 155回2/3 | 112 |
| 2023年 | 24 | 7勝10敗 | 3.46 | 153回1/3 | 134 |
| 2024年 | 26 | 14勝5敗 | 2.65 | 176回1/3 | 161 |
| 2025年 | 27 | 14勝8敗 | 2.52 | 196回2/3 | 195 |
| 2026年 | 26 | 10勝10敗 | 3.18 | 172回2/3 | 159 |
2021年から2026年まで、伊藤大海選手は毎年23試合以上に登板しています。
その中でも、2024年と2025年は勝利数、防御率ともに好成績を記録したシーズンでした。
2026年は前年の数字を下回りましたが、プロ入りから6年連続で2桁勝利を記録しています。
ここからは、それぞれの数字がどのように変化したのかを詳しく見ていきます。
防御率の推移|2025年の2.52から2026年は3.18へ

伊藤大海選手の防御率は、2021年の2.90からスタートしました。
2022年は2.95とほぼ同じ水準でしたが、2023年には3.46に上昇しています。
その後、2024年は2.65、2025年は2.52まで改善しました。
2025年の防御率2.52は、プロ入りから6年間で最も低い数字です。
しかし2026年は3.18となり、前年より0.66高くなりました。
防御率は9イニングあたりの自責点を示す指標です。数字が低いほど、投球回に対して自責点が少なかったことを意味します。
2025年と2026年を比べると、自責点は55から61へ増加しています。
しかも、2026年は前年より投球回が少なかったため、防御率の差としても表れました。
ただし、防御率だけで投手の能力や投球内容のすべてを判断できるわけではありません。
次は、投球回の変化を確認します。
投球回は2025年に自己最多を記録

投球回の推移を見ると、伊藤大海選手がどれだけ多くのイニングを任されてきたかが分かります。
2021年は146回。2022年には155回2/3を投げました。
2024年は176回1/3、2025年には196回2/3まで増えています。
2025年の196回2/3は、プロ入りから6年間で最も多い投球回でした。
2026年は172回2/3となり、前年より24イニング減少しました。
ただし、2026年も26試合に登板しています。
1登板あたりの平均投球回を計算すると、次のようになります。
| 年度 | 投球回 | 登板 | 1登板平均 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 176回1/3 | 26 | 約6.78回 |
| 2025年 | 196回2/3 | 27 | 約7.28回 |
| 2026年 | 172回2/3 | 26 | 約6.64回 |
※平均投球回は公式記録から独自計算。
2025年は1登板平均で7イニングを超えていました。
2026年は約6.64回となり、前年ほど長いイニングを投げる結果にはなりませんでした。
それでも1登板平均で6回を超えており、先発投手として一定の投球回を積み重ねています。
投球回の減少が何によって生じたのかは、年度別成績だけでは判断できません。
ただ、2025年が特に多くのイニングを投げたシーズンだったことは、数字からはっきりと分かります。
奪三振はどう変わった?2025年は195個を記録

伊藤大海選手の奪三振数も、年度によって変化しています。
2021年は141奪三振、2022年は112奪三振でした。
2023年は134奪三振、2024年には161奪三振を記録しています。
そして2025年は195奪三振。
これはプロ入りから6年間で最も多い数字です。
2026年は159奪三振となり、前年より36個減りました。
ただし、奪三振の総数は投球回の影響を受けます。
そこで、9イニングあたりの奪三振数を比較してみましょう。
| 年度 | 奪三振 | 投球回 | 9回あたり奪三振 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 161 | 176回1/3 | 約8.22 |
| 2025年 | 195 | 196回2/3 | 約8.92 |
| 2026年 | 159 | 172回2/3 | 約8.29 |
※9回あたり奪三振は「奪三振数÷投球回×9」で算出。
2025年は約8.92と、3年間で最も高い数字でした。
2026年は約8.29に下がりましたが、2024年の約8.22に近い水準です。
つまり、2026年は奪三振の総数が大きく減ったものの、9イニングあたりで見ると、2024年と大きく離れた数字ではありませんでした。
このように投球回をそろえて比較すると、年間の奪三振数だけでは分からない特徴が見えてきます。
与四球と被安打から見る2026年の変化
防御率や奪三振以外にも、投球内容を考えるうえで確認したい数字があります。
それが与四球と被安打です。
| 項目 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|
| 投球回 | 176回1/3 | 196回2/3 | 172回2/3 |
| 被安打 | 150 | 179 | 184 |
| 与四球 | 39 | 29 | 34 |
| 被本塁打 | 14 | 15 | 16 |
| 奪三振 | 161 | 195 | 159 |
2025年は196回2/3を投げながら、与四球を29に抑えています。
一方、2026年は投球回が減ったにもかかわらず、与四球が34に増えました。
被安打も179から184へ増加しています。
この違いを整理するために、WHIPという指標を計算してみます。
WHIPは、投球回あたりに許した安打と四球の合計を示す指標です。
計算式は「(被安打+与四球)÷投球回」です。
| 年度 | 被安打+与四球 | WHIP |
|---|---|---|
| 2024年 | 189 | 約1.07 |
| 2025年 | 208 | 約1.06 |
| 2026年 | 218 | 約1.26 |
※NPB公式記録から独自計算。敬遠を含む四球数を使用。
2024年と2025年のWHIPは、どちらも約1.1を下回っています。
しかし2026年は約1.26となりました。
これは、2026年は前年よりも1イニングあたりに許した安打と四球が多かったことを示しています。
防御率が2.52から3.18に上昇した背景を数字から考える際、注目したい変化です。
ただし、WHIPだけで失点の原因をすべて説明できるわけではありません。安打や四球を許した場面、守備の状況なども影響します。
パ・リーグ球団別成績を比較|2025年と2026年で何が変わった?
ここからは、ファイターズ公式サイトの条件別成績を使い、対戦球団ごとの防御率を比較します。
| 対戦球団 | 2025年防御率 | 2026年防御率 |
|---|---|---|
| ロッテ | 2.79 | 1.29 |
| ソフトバンク | 2.67 | 5.94 |
| オリックス | 2.00 | 2.89 |
| 楽天 | 2.14 | 3.33 |
| 西武 | 2.25 | 2.48 |
※ファイターズ公式サイトの条件別成績。2025年は2025年10月20日時点、2026年は2026年10月16日時点の表示データ。

ソフトバンク戦は防御率5.94
2026年の対戦球団別成績で、特に目立つのがソフトバンク戦です。
2025年は7試合に登板し、防御率2.67でした。
2026年は6試合に登板し、防御率5.94となっています。
両年の主な数字を比較してみましょう。
| 項目 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 登板 | 7 | 6 |
| 投球回 | 54 | 33回1/3 |
| 自責点 | 16 | 22 |
| 被安打 | 44 | 44 |
| 与四球 | 8 | 8 |
| 防御率 | 2.67 | 5.94 |
2026年は前年より投球回が少ない一方、被安打数と与四球数は同じでした。
自責点も16から22へ増えています。
2026年の防御率が高くなったことには、こうした数字の違いが表れています。
ただし、投球内容が変わった理由については、年度別・球団別成績だけでは判断できません。
ロッテ戦は防御率1.29
一方、ロッテ戦では2026年に防御率1.29を記録しました。
2025年の防御率2.79から、大きく低下しています。
ただし、2026年のロッテ戦は1試合、7イニングの登板です。
7イニングで自責点1という好結果でしたが、ほかの球団との対戦に比べると投球回が少ないため、長期的な相性を判断するには材料が不足しています。
西武戦は防御率2.48
西武戦では、2025年の防御率2.25から2026年は2.48となりました。
2026年は8試合に登板し、54回1/3を投げています。
今回のパ・リーグ5球団の中では、西武戦での投球回が最も多くなりました。
対戦球団別の数字を見るときは、防御率の高低だけでなく、何試合に登板し、何イニングを投げたかも重要です。
対戦球団別成績から分かること
2026年の伊藤大海選手は、すべての対戦相手に対して一様に成績が悪化したわけではありません。
ロッテ戦では低い防御率を記録した一方、ソフトバンク戦では前年より多くの自責点を記録しています。
年間防御率3.18という数字の内側には、対戦相手ごとの違いがありました。
ただし、球団別成績は登板数や投球回が異なるため、単純な順位付けには注意が必要です。
エスコンフィールドでの2026年成績
伊藤大海選手の2026年の球場別成績も確認してみましょう。
ファイターズ公式サイトによると、エスコンフィールドでの成績は次のとおりです。
| 項目 | エスコンでの成績 |
|---|---|
| 登板 | 11試合 |
| 勝利 | 5勝 |
| 敗戦 | 5敗 |
| 投球回 | 68 |
| 防御率 | 3.71 |
| 奪三振 | 73 |
| 与四球 | 21 |
| 被安打 | 73 |
一方、公式サイトのホーム・ビジター別成績では、ビジターで15試合に登板し、防御率2.84を記録しています。
| 項目 | ホーム | ビジター |
|---|---|---|
| 登板 | 11 | 15 |
| 勝敗 | 5勝5敗 | 5勝5敗 |
| 投球回 | 68 | 104回2/3 |
| 防御率 | 3.71 | 2.84 |
| 奪三振 | 73 | 86 |
2026年は、ホームよりビジターの方が防御率は低くなりました。
一方、奪三振数はホームで73、ビジターで86。投球回を考慮すると、ホームでの9イニングあたり奪三振数の方が高くなっています。
つまり、ホームでは奪三振のペースが高かったものの、防御率はビジターより高いという結果でした。
ただし、これだけでエスコンフィールドが投げにくい球場だと判断することはできません。
対戦相手や登板時の状況も異なるため、球場との相性を断定せず、2026年の記録として整理しておきたいところです。
2026年の伊藤大海選手をどう評価する?
2026年の伊藤大海選手は、防御率3.18、10勝10敗という成績でした。
2025年の14勝、防御率2.52と比べると、数字の上では前年を下回っています。
しかし、6年間の成績を振り返ると、別の見方もできます。
まず、2026年も26試合に登板し、172回2/3を投げています。
また、159奪三振を記録し、9イニングあたりの奪三振数は約8.29でした。
一方で、被安打と与四球が増え、WHIPは前年の約1.06から約1.26へ上昇しています。
2026年の数字を整理すると、奪三振を重ねながらも、走者を許す場面が前年より増えたシーズンだったといえます。
対戦球団別ではソフトバンク戦の防御率5.94が目立つ一方、西武戦では54回1/3を投げて防御率2.48を記録しました。
年間成績だけでは見えない違いも確認できます。
今後の注目点は、2025年に記録した防御率2.52やWHIP約1.06に再び近づけるかどうかです。
奪三振のペースを維持しながら、被安打や与四球をどれだけ抑えられるかが、成績を比較するうえで重要なポイントとなりそうです。
まとめ|伊藤大海選手の2026年は何が変わった?
伊藤大海選手の2021〜2026年の成績を比較すると、2024年と2025年の2年間は特に勝利数、防御率、投球回で好成績を残していました。
2025年には196回2/3を投げ、195奪三振、防御率2.52を記録しています。
2026年は172回2/3、159奪三振、防御率3.18。前年より投球回と奪三振が減り、防御率は上昇しました。
その一方で、プロ入りから6年連続となる2桁勝利を記録しています。
今回の比較で特に注目したいのは、2026年に被安打と与四球が増え、WHIPが上昇したことです。
さらに、対戦球団別ではソフトバンク戦と西武戦などで防御率に違いが見られました。
伊藤大海選手が今後どのような投球成績を残していくのか。
勝利数だけでなく、防御率・投球回・奪三振・与四球の変化にも注目していきたいところです。

